THE COFFEEのプロジェクト

THE COFFEE初のゲストバリスタ〜かつての同志が木更津へ帰還

「ゲストバリスタ × コーヒー」

千葉県 木更津市 プロジェクト

THE COFFEE初のゲストバリスタ〜かつての同志が木更津へ帰還

TYPE
CLIENTS-
LOCATION
DATE2022年5月

2022年5月3日、
THE COFFEEとして初めてのゲストバリスタを迎えました。

岡本侑樹さん
彼は木更津でかつてコーヒーを淹れていたバリスタでした。

私の前職であるNOZY COFFEE木更津店のオープンメンバーです。
(実は私近井はオープンして3ヶ月後に来ているのでオープンメンバーではないのです。)

兵庫県神戸から千葉県木更津にやってきた大学生

彼と初めて会ったのはNOZY COFFEE木更津店のプレオープン日。私は普通にお客さんとして初めて木更津に行ったときでした。


岡本さんはまだ場の雰囲気にも慣れておらず、
テイクアウトのソフトクリームに
店内用のステンレスのスプーンを渡そうとして止められたことも懐かしく思い出されます。

神戸出身で大学も関西。
大学4年生の秋から木更津に単身やってきて、「コーヒーで世界平和を」
と本気で思っていた岡本さん。

自分もだいぶクレイジーだと思っていましたが、彼もクレイジーでした笑
ただ、こうしてコーヒーの世界に飛び込もうと思えるほどスペシャルティコーヒーの魅力に彼もまた取り憑かれたのは事実で。
それがまた同胞ができたようで私には嬉しかったりもしました。

彼の世界平和というあまりにもマクロな夢にどうやったら身近な目標になるのか、木更津駅のバーで2人で話したことも良い思い出です。

千葉県木更津市にスペシャルティコーヒーを

誰も知っている人はいない。
それでも言葉を尽くして、本物を提供し続けていく。

この道のりは険しく、大変なものでした。

たまに心折れそうになりながらも
それでも腐らずに新しいことにも順応しようと黙々と作業をする彼の姿は印象的でした。
途中違うアルバイトを掛け持ちして生活が荒れ
手の荒れが酷くなり止血しながら必死に仕事をしていたのも思い出されます。

それでも、木更津に来て良かったと彼にはそう思ってもらいたい。
僕は木更津に来たときからそう思っていて、彼にはよく僕から話しかけていたし、一緒に食事を作ったりもしました。

クールであり自分のことを伝えるのが少し苦手な岡本さんも、お客様が増えていくにつれそこから笑顔になることも増えていきました。

THE COFFEE初のゲストバリスタ〜かつての同志が木更津へ帰還
木更津に慣れてきて楽しむようになってきた岡本さん

バリスタとして

コスタリカ マチョ農園
彼が感動したコーヒーです。
キラキラした酸と豊かな質感は僕の記憶にも残っています。

コーヒーへの熱量は持ちつつ、
言葉は少なくとも何か貢献しようとセミナーの講師は彼が率先して行なったり、
何かチームで問題が起きたときはその解決策をいち早く考えてくれたりと頼りになる存在でした。

そんな彼が抽出するコーヒーはバランスの良さが際立ちます。
縁の下の力持ちとしてサポートに徹していた彼の人柄が出ていたのでしょう。

そんな彼のコーヒーでコーヒーが好きになったという方も当日は来てくれました。
(今3DプリンターでTHE COFFEEのさまざまな製作物を作ってくださっているイイダさんは彼のカフェラテでコーヒーに目覚めたそうです。)

NOZY COFFEE木更津店 閉店から今日まで

NOZY COFFEE木更津店の閉店後、彼も私も一度東京へ戻りました。
私は1年後に木更津に戻るために退職。

彼もまた、私の退職から1年半後
今までとは違う仕事へ転職しました。

2022年5月3日に久々に木更津へ。

そんな彼を久々に木更津に呼びました。
彼の個性を知るお客様にも沢山来ていただき、
久々の再会を喜ぶことができました。

コーヒーの個性と共に人の個性も伝えていく。

そしてお客様と共にコーヒーを楽しむ。

THE COFFEEが目指す雰囲気を体現できたように思います。

何より、彼が最後、
「疲れましたが、楽しかったです!」
と笑顔で帰っていったことが印象的でした。

コーヒー×○○は
さまざまな角度から新しい可能性が生まれます。

その品質が素晴らしく、掛け合わせるコトやヒトがイキイキとすればするほど、その相乗効果は高まると信じてやみません。

久々の再会に喜ぶ岡本さんと自分たちが木更津に来てからずっーと通っていただいているお客様
久々の再会に喜ぶ岡本さんと自分たちが木更津に来てからずっーと通っていただいているお客様
この姿も久々でした。
この姿も久々でした。

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