THE COFFEEのプロジェクト

シンガーソングライター 松本佳奈さんのライブでのコーヒー提案

「ライブ × コーヒー」

千葉県 木更津市 プロジェクト

シンガーソングライター 松本佳奈さんのライブでのコーヒー提案

TYPE
CLIENTS松本佳奈氏
LOCATION
DATE2023年3月

今回はライブの時間に沿う提供をということでその時間を深く楽しんでいただくための提案を考え抜きました。

松本佳奈さんとの出会いときっかけ

松本佳奈さんとは代表近井の前職時代から関わりがあり、今回はその縁での実現となりました。

2015年10月に私(近井)の前職であるNOZY COFFEE木更津店が閉店。その日にライブをしてくださったのが松本佳奈さんでした。

さらに言えば、その2年ほど前の2023年。NOZY COFFEEの店舗の正面でライブをされていたときに私は初めて曲を聴くこととなりました。土日の忙しい最中ではありましたが、歌詞と歌声に思わず手を止めてしまったことを今でも思い出します。

そんな出会いから閉店日にライブをしていただくこととなりました。その時のライブ名が「じゃあ またね NOZY COFFEE」

こうしてまた木更津で実現することがいつしか目標となっていました。
コロナ禍を乗り越え、ようやく開催されたのが2023年3月12日だったのです。

コーヒー×ライブの相乗効果をどう見出すか

閉店日でのライブも多くの方を魅了したライブでしたが、今回はTHE COFFEEとして行うライブ。

無理に掛け合わせなくとも、何かそのライブの時間をコーヒーで後ろからそっと豊かにできればというふうに考えていました。

ライブの3週間ほど前から動き出しをし、まず近井と岩沢で選曲にあるカバー曲、松本佳奈さんの曲も含めて聴き、どういうイメージであればいいかを考えました。

お菓子を口に運んだときに溶け合う何かとコーヒーを合わせて、コーヒーに集中せずともゆるりと美味しいというのが伝わるものにしたいという着想が得られました。

そこから、「口のなかで溶けるお菓子」というイメージからキャラメル、飴、クッキーという選択肢が生まれます。

私たちが伝えたいのはコーヒーの豊かさ。その個性の違いがあっていい、共存していいというのは常々思っています。これが普通というのはないのです。(松本さんの「ばかみたい」の歌詞のような)なので個性が異なる2つのコーヒーを口のなかで溶けるお菓子で楽しんでもらいたいという結論に至りました。

市原市にフランス伝統菓子を製造するパティスリー・ル・エリソンさんにペアリングを依頼

今回、ペアリングで提供するのは普段とは違う特別。そのお菓子を市原市にある「パティスリー・ル・エリソン」さんに依頼しました。

エリソンさんのお菓子は非常に個性が際立つお菓子たち。強い個性が悪いのか、そうではない、コーヒーもお菓子も楽しいものなのだ。と知ってもらえるのかなと感じました。

今野も含めて10種類以上の菓子とコーヒーの食べ合わせの検証から選んだのが、ベルガモット・ナンシー (飴)キャラメル・ムー (キャラメル)ディアマンエピス(クッキー)でした。

シンガーソングライター 松本佳奈さんのライブでのコーヒー提案

「どれとどのコーヒー、そしてどの曲の時に楽しんでもらいたいか」おすすめを書く

コーヒーは見た目はどれも黒い液体です。それにどういう魅力があるのか伝えるのが私たちバリスタの仕事です。

今回ライブが中心の会であるため、どういう味わいでどう楽しんでもらいたいか楽しみ方の一つとして紙に書いて参加者の皆様にお配りしました。

コーヒーでそっと満足度を高めるお手伝いをする/コーヒーが紡ぐ新しい価値との出会い

今回はライブでのコーヒー提供ということで、私たちは脇役としてどうしたら「なんだかいいなあ」と思っていただけるかを目指しました。THE COFFEEでの開催で空間の関係上、どうしても少人数となってしまいましたが、その分近くでそしてゆっくり楽しむことができたのではないかと感じています。

何より私(近井)もそうですが、スタッフの岩沢も今野も今回のライブを通じていたく感動をしていたのが印象的で、こうしたコーヒーが紡ぐ出会いや新しい価値との出会いは大きな可能性なのだと感じる出来事となりました。

シンガーソングライター 松本佳奈さんのライブでのコーヒー提案

そしてこの可能性こそがコーヒー自体の価値を高めることにも繋がるのだと私たちは信じてやみません。

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