THE COFFEEは千葉県木更津市にあるトップスペシャルティコーヒーの豊かさを広めていく事業者です。
コーヒーの魅力を本質的に店舗で伝えていくとともに掛け合わせで新しい価値を創造していきます。
こちらの企画はTHE COFFEEの代表のちかいが徒然にお話しをするという企画です。
今回は「タンパーと専門誌」と題してお届けします。
コーヒー業界へ転身を悩むお客様との出会い
9年ほど前の話に遡ります。
とあるお客様から
今は別の仕事についているが、コーヒーの世界へ入りたくて、、、どうしようかと悩んでいるという方がいました。
「迷っているなら、来た方がよいですよ!!」
僕自身の感動体験を熱っぽく話してしまったことも作用してか、
その方はそのままコーヒーの世界へ入っていきました。
コーヒーが好きな歯医者さんとの出会いと再会
時は進み、5年前、私が前職時代の木更津店でよく閉店間際に飲みに来てくださる歯医者の先生がいました。
その先生とは私が3年前に木更津へ再度帰還したあとに再会。
セミナーでまた僕がコーヒーを熱っぽく話してしまったが故にエスプレッソマシンを買ってしまうまでにハマってしまいました。
そして、独立開業した際は自身の医院にコーヒーの専門器具でもある「タンパー」をコート掛けとして使用するために各治療室に埋め込むということまでする熱の入れように。笑
そんな沼に引き摺り込んでしまった先生から
とあるスペシャルティコーヒー専門誌を勧められ私も購読することに。
ここまで最新トレンドが手に入る専門誌もないなぁと思いながら、毎号欠かさず読むようになりました。
SCAJ (スペシャルティコーヒーの年に一度の展示会)での再会
そして、昨年。
2022年、スペシャルティコーヒーの年に一度の祭典SCAJに行ったときのことです。
ブースを回っているとなんとあのときコーヒーの世界に入っていった彼女がその専門誌のブースにいたのです。
なんだか感動的で、話したのは8年以上前で今でもお互いコーヒーの世界にいることも嬉しくて。
タンパーと専門誌
そんな出来事もありながら、半年後の今。
歯医者の先生が
その専門誌の編集部に事務的な変更手続きのメールでやり取りをしていたときに
自身のコーヒー熱を伝えるべく、
医院にタンパーを埋め込んでいる旨を伝えたそうです。
そしたら、
「タンパーを医院に埋め込む人は見たことがない」というリプライと共に温かいコメントをしてくださったそうです。
それを嬉しそうに僕に報告をしてくれたので、
もしや、と思って宛名を見ると、
それはやはり僕が知っているあの彼女の名前でした。
返信をしている彼女も、僕に専門誌の存在を伝えてくれた歯医者の先生も
いつぞやかに僕が同じ”熱”を確かに伝えた人だったのです。
コーヒーがつなぐ縁はいつでも不思議で素晴らしいものだとも思います。
そこにある熱はいつかどこかでまた自分に巡り、新しいエネルギーとして繋がるのだとも感じます。