託すに足るのか【連載企画・おかしら日記 vol.61】

THE COFFEE「おかしら日記」はじめます。

THE COFFEEは千葉県木更津市にあるトップスペシャルティコーヒーの豊かさを広めていく事業者です。

コーヒーの魅力を本質的に店舗で伝えていくとともに掛け合わせで新しい価値を創造していきます。
こちらの企画はTHE COFFEEの代表のちかいが徒然にお話しをするという企画です。
今回は「託すに足るのか」と題してお届けします。

託すに足るのか

木更津界隈では幸いなことにこの10年でコーヒー専門店が増えました。

当時は自分が最年少に近かったはずが、あっという間にひとまわり以上、歳の下の子がコーヒーを真剣に打ち込む姿も見られます。

そういう真剣な姿に続けてきて良かったと刺激を受ける一方で、
私達の大切にしていることを暗に否定しながら、表面的には模倣してかっさらうようなやり方をする方も出てきました。

このやり方は明らかに共に伸ばしていこう、お客様を大切にして地域で育てようというスタンスではないので、残念な気持ちになります。

そんなとき、ふと自分の時間や経験、知識を托したいと思う人はどんな人なのだろうかと考えてみまして。

それは僕の中で3つあることが分かりました。

・他者を認めるというスタンスであること(共存志向)
・お客様や周りにいる仲間を大切にしているということ(顧客(仲間)志向)
・自身で懸命に理想の姿のために試行錯誤をしていること(未来志向)

その3つです。

例えば、懸命に試行錯誤する未来志向がないまま無償で「ついでにあれを教えてください、これしてください」という方もいます。

そこで教えるのはとても簡単なのですが、
それを教えてしまうと
自分で狙いを持って試行錯誤して得た知識でなくなってしまうため
その時点で”生きた財産”にならなくなります。

本人が大した苦労もせずに得た知識は
「あぁ、こんなものか」となり、その価値すら落ちてしまいます。
商材や技術の価値を低く見る方に多い傾向です。

自身で試行錯誤して、
お客様のためにどうしたら少しでもカップの品質を上げられるのか
そういうスタンスが非常に大切です。

人は増えてきたことは嬉しいことで
まだまだ未熟な自分はより頑張らねばならないのですが、

今度は共にこの業界や地域を育てていくために
自身の今までの経験や知識や時間を
「託すに足るのか」

そういった視点で協力者を募っていくことも大切なことだと思っています。

 この投稿を書いた人

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近井 博規

THE COFFEE代表。シングルオリジンコーヒーの草分け「NOZY COFFEE」にて3店舗にすべて在籍。バリスタ・マネージャー・営業・ロースター運営に関わるすべての業務を経験。在籍中に日本スペシャルティコーヒー協会主催のJapan Brewers Cup2014/15で5位に入賞。木更津店で得たコーヒーで多くの人に感動を与えた経験から、会社で撤退後ふたたび一人で帰還。 様々な企業とのコラボレーションを行い、店舗立ち上げやプロデュースを行いながらTHE COFFEE実店舗をオープンさせる。

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