皆さんこんにちは!ライターの加藤です。
木更津駅前にオープンしてから4年目に突入しているTHE COFFEE。
長年通っているファンも多く、それぞれ思い思いにスペシャルティコーヒーを楽しんでらっしゃいます。
ファンの皆さんが、如何にしてTHE COFFEEと出会い、どんな体験をしてTHE COFFEEに惹かれていったのか。
ファンの数だけTHE COFFEEとの物語があります。
とっても個人的な、ファンの主観でTHE COFFEEを語っていく新企画「あなたとTHE COFFEE」
スタートします!
初回となる今回、THE COFFEEとの物語を語ってくれるのは、
私でーす!!
今回の語り手
加藤 唯斗
月刊ぐるっと千葉編集部、まいぷれかずさ編集部を経て、現在副業でライター活動中。
本業は千葉県多古町の地域おこし協力隊としてまちづくりや地方創生の仕事をしながら、自主事業の開業を目指している。
THE COFFEEとは2019年からのお付き合い。現在カウンターの外からの目線で深掘りしていくブログ「THE COFFEE’s Checkpoint」と、THE COFFEEファンが自由にお店の魅力を語る「あなたとTHE COFFEE」を執筆。
初めてのスペシャルティコーヒー。気付いた先入観。
私が初めて近井さんと出会ったのは、祇園駅近くにあったTANUKI COFFEE(※1)でした。
当時木更津市のふるさと納税業務を担当していた私は、新しい返礼品を出してくれる事業者を探しているところで、オープンして間もない店舗にお邪魔して出品のお願いに行きました。
お店の営業中にふるさと納税のお誘いをしてしまったのでコーヒーについてゆっくり聞くことが出来ず、ざっくりとスペシャルティコーヒーを扱っていることと、お店を始めるまでの経緯をお聞きしました。
それまでスペシャルティコーヒーの言葉さえ知らなかった私。スペシャルティコーヒーって難しい世界なのかな?自分は楽しめるのかな…と思いながらアイスコーヒーをテイクアウトで注文しました。
帰り道に車の中で飲んだアイスコーヒーの衝撃は今でも覚えています。
「果物か!?」と思うくらいの強い酸味と苦味の少ない味わいで、あまりに普段飲んでいるコーヒーと違ったので混乱しながら会社に帰りました(笑)
会社のデスクに戻り、普段飲んでいるコーヒーに口をつけ、深い焙煎の香りと苦みの強い味わいを感じて「これは本当に同じ飲み物なのか?」とさらに混乱しました。
「コーヒーってこんなに違いが出る世界なんだ。ちょっと私には敷居が高いのかもな…」と感じて私とスペシャルティコーヒーの初対面は終わりました。
そんなスペシャルティコーヒーに対するイメージは、2度目の衝撃によって吹き飛ばされます。
それは突如爆誕した「コーヒーゼリーSOBA」(※2)でした。
当時ネットニュースで大バズりしたこのメニューをミーハーな私はすぐに食べに行くのですが、そこで近井さんがスペシャルティコーヒーに向き合うスタンスを話してくれました。
「スペシャルティコーヒーが持つ魅力をそのまま体験してもらうのも大事。でも他にもいろんな楽しみ方がある。コーヒーと別のものを掛け合わせて、どんな楽しみ方をしたって良いんだ。」といった内容の話をしてくれたことで、私がスペシャルティコーヒーに感じていたハードルが一気に下がりました。
ちょうどその時ふるさと納税で扱っていた商品も、お酒とコーヒーを掛け合わせた「クロスローズシリーズ」(※3)で、ラテを試飲させてもらった時には華やかに香るお酒の香りと砂糖を入れていないのに感じる甘さにまた衝撃を受けていました。
私の中で食品を追及すると言うとどうしてもイメージしてしまうのは、食通の人が「素材の味」を楽しんでいる光景でした。
「蕎麦はまず何もつけずにそのまま啜る。」
「肉そのものの味を感じるために塩で食べる。」
「ワインはまず香りを楽しむもの。」
テレビで見る食通の芸能人から良く聞きます。
食を極めると行きつく先は、極力手を加えずシンプルな状態で楽しむことだと思っていました。
もっと言えば提供する側もそれを望んでいるし、アレンジするのは失礼なんじゃないかとも思っていました。
しかし、近井さんたちはシングルオリジンのスペシャルティコーヒーが持つ個性をそのまま味わえる飲み方も提供してくれるし、個性にフィーチャーして他の食品と掛け合わせた新しい味わいも見せてくれます。
そんな懐の深さと言いますか、私たちの楽しみ方の方向性を絞らないでいてくれる近井さんたちのスタンスが心地良かったのを覚えています。
※1 THE COFFEEの前に近井さんが店長をしていたスペシャルティコーヒーとたぬき焼き(大判焼きのたぬき版)のお店。
※2 日本のニュースサイトのみならず海外からも反応があった「コーヒーゼリーSOBA」スペシャルティコーヒーを固めて、目の前でところてんの様に絞りだしてくれる斬新なメニューだった。
http://www.all-nationz.com/archives/1075054002.html
※3 大人気な「房総ブレンド」のベースにもなっている、コーヒーにお酒の香りを移したオリジナルシリーズ。コーヒーが持つ味わいに合わせて、焙煎前の豆をウイスキーやラム酒など相性の良いお酒に漬け込み、それから焙煎をする。焙煎によりアルコール分は抜けているが、お酒の持つ香りや味わいがコーヒーの個性と掛け合わさり新たな魅力が生まれる人気商品。
再びの縁から協働へ。心を打たれた3時間。
それからしばらくして、THE COFFEE Kisarazuがオープンしました。自分たちの店舗を持つために2人が奮闘していたのを聞いていたので、なんだか私も嬉しかったのを良く覚えています(笑)
ふるさと納税に加えて、Webメディアでもお付き合いさせていただき仕事で伺うことも多かったのですが、オープンから数ヵ月後に私は転職をすることになりました。
転職先が決まり、プリント会社の営業になった私は既存顧客の共有を受けているとそこにTHE COFFEEの名前を見つけたのでした。
今度はショップカードや名刺など、店舗で使う配布物や掲示物を作らせてもらう形で関わることとなりました。
僕らが製作するものはTHE COFFEEを訪れたお客様の体感に直結することになるので、以前にも増してお店に対するコンセプトや思いを感じながらやり取りすることが増えていきました。
それからは定期的に製作物の打合せをしたり、個人的に伺ったりという日々が続いたのですが、THE COFFEEがオープンして1周年が過ぎ、2年目の4月に近井さんのあるツイートを見つけたことで状況が変わります。
【THE COFFEEウェブライターを緩募】
— ちかい ひろき|THE COFFEE (@chikaihiroki) April 20, 2022
ご自身の目線から紹介していただくライターさんを何名かゆるく募集しています。
・1記事1,000文字程度
・キーワードを見出し・小見出しに入れていただく
・ご自身の目線でTHE COFFEEのことを発信
という内容です。気になる方はぜひお気軽にお問合せください。 pic.twitter.com/u5FRlY8iTd
ライターをゆるく募集すると言うツイートでした。
当時営業の仕事以外でライティングの仕事も始まっていた私。
ツイートの後にTHE COFFEEへ伺った際に
「ライター募集のやつ僕も応募していいですか?」
とゆるーく声をかけました(笑)
その後運よく採用していただける事になった私。
コーヒーの知識は無いし、バリスタと言う職業についても全然理解が無い状態でしたので、まずはそのあたりの知識とTHE COFFEEの成り立ちについて教えてほしいとお願いし、近井さんと打合せするアポを取りました。
店休日のTHE COFFEE。
お客様のいない店内で、近井さんが入れてくれたコーヒーを飲みながらレクチャーが始まりました。(※4)
まずはコーヒーそのものについての知識。
日本においてコーヒー文化がどのように発展していったのか。
スペシャルティコーヒーの定義。
コーヒーの味わいを判定する要素。
初めて知るコーヒー文化の授業は、新しい発見と納得の連続でとても楽しい時間でした。
コーヒーについての勉強が終わった後は、近井さんがコーヒーに情熱を注ぐことになった体験の話から、THE COFFEEが出来上がって今に至るまでの話に進んで行きました。
これが僕にぶっ刺さります。
話の内容については、僕が語るのは野暮なので是非近井さんから直接聞いていただくか、THE COFFEEのヒストリーのページに近井さんの思いが書いてありますのでご覧ください。
コーヒーに出会うまで。コーヒー業界に入ってから。木更津という土地への想い。挑戦を心に決めた体験。
心が揺さぶられる程の熱意にあてられ、本気でコーヒーに向き合う姿勢に感動し、2人共泣きそうになりながら語り合いました。
人生で、ここまで強い気持ちを向けられる物を私はまだ見つけられていません。
それを持っている近井さんを羨ましいと思いましたし、その想いが1人でも多くの人に伝わる様に自分が力を添えられたらと思いました。
これをきっかけにライター業務でも関わりが増えていく訳ですが、明確に私の中でTHE COFFEEに対する気持ちが厄介な物に変わりました(笑)
THE COFFEEが目指す道を応援したい!
もっといろんな人にスペシャルティコーヒーの良さが伝わってほしい!
とにかくTHE COFFEEを好きな人が増えてほしい!
今はこんな気持ちで接する様になりました。
長くなってしまいましたが、僕がTHE COFFEEのファンになった理由を要約すると
・スペシャルティコーヒーに持っていた心理的なハードルを取り払ってもらえた。
・コーヒーの歴史やスペシャルティコーヒーの世界を知ることが楽しかった。
・熱意に惚れた。
ということです。
これからもTHE COFFEEが作る世界観を楽しみにお店を訪れさせてもらいます!
※4 この時聞いた内容は実際に記事にさせていただいてるので興味あるかたは是非!
THE COFFEEへの愛を語りたい人を募集します!
いかがでしたでしょうか?長すぎましたか?(笑)
最早THE COFFEEへのラブレターの様になってしまいましたね(笑)
同じようにTHE COFFEEにハマったきっかけや、心に残っているエピソードなどを話していただけるファンを募集します!
興味がある方は下記フォームからご連絡ください。
ご応募お待ちしております!