
THE COFFEEは千葉県木更津市にあるトップスペシャルティコーヒーの豊かさを広めていく事業者です。
コーヒーの魅力を本質的に店舗で伝えていくとともに掛け合わせで新しい価値を創造していきます。
こちらの企画はTHE COFFEEの代表のちかいが徒然にお話しをするという企画です。
今回は「甲子園と自分」と題してお届けします。

甲子園と自分
私の母校は日大三高で私が在学中も何度か出場していました。
一方、
私は自宅から高校まで距離があり過ぎたことや私がしたい部活がそもそも存在せず
部活を諦めざるを得ない状況でした。
そこで、帰宅部でありながら、
高校で燃えるものが欲しかった自分は100円ショップで買ったバトミントンセットで休み時間とにかく狂ったようにバトミントンをやりまくったり、勉強部と題して夜遅くまで勉強していたりと消化不良な部分を燃焼させたいがために変な燃え方をしていたことを覚えています。結果はまるで出ず、まさに不完全燃焼でした笑
そんな悶々としながら燃焼もうまくできないまま、自分にも自信がつけられないまま、
3年生になりました。
当時の私達の代の野球部メンバーも当然甲子園を狙える実力を持っていましたが、なんと、その年の出場は叶いませんでした。
それはあのハンカチ王子の登場ゆえです。
西東京大会決勝、あの夏、後にも先にも初めて彼を延長戦まで追い込んだ日大三高でしたが惜しくも敗戦。
前評判も高く、身近にいたとてつもなく屈強な選手たちが絶対負けるはずがないと思っていたので
決勝での敗戦は自分も驚きでした。
汗をハンカチで拭う姿や立ち振る舞いのスマートさが
私が入学して初めに驚いた彼らの屈強さとはまた違った異彩を放っていたことを強く覚えています。
同時に僕は
そこから多くの球児が憧れる甲子園という舞台に興味を持ちH2という漫画を読み始めました。
怪我で野球を諦めた主人公が野球部のない学校で甲子園を目指すというストーリー。
そこには真っ直ぐに目標に進むともちろん困難なこともあるけれども同時に人として大切な何かを不器用ながらに掴んでいく模様が描かれていて、自分もこうした世界に身を投じてみたいと素直に思いました。
自分にとってのそれは何なのだろうか。
それが当時は中学時代にしていたソフトテニスで
それが本気でできる環境を探して見つけたのが慶應義塾大学でした。
慶應義塾大学では体育会に所属しました。
が、高校時代未経験は誰もおらず正に異色の経歴での入部となりました。
周りとの実力差も大きく、結果的に4年間で一つも大きな成績は残せませんでしたが、
対外試合のエール交換の際に歌う若き血は
自分が正に追い求めていた世界で
その舞台に入れた喜びで打ちひしがれた記憶があります。
あぁ自分もこの世界にこれたんだなと。
そして、3年生の秋に部内戦で勝ち切り、ようやく早慶戦の舞台に立ったとき
私が目指していたものの集大成を迎えました。
相手は学生時からナショナルチーム(日本代表)に選ばれる実力を持つ早稲田のエース。
団体戦でその番手に彼らが来るのがわかっていて、あえて弱い自分が当てられたのは分かってはいましたが、
母校の彼らが早稲田のエースに立ち向かうときの気持ちはきっとこういう気持ちだったんだろうなという気持ちを体感できたことが今の私には大きな財産です。
私が慶應義塾に入っても立ち塞がったのは早稲田であり、やはりいつも母校の高い壁として存在していました。
負ける可能性が高くても、
無謀だとしても、何とかして強敵に立ち向かうというメンタリティはここで養われたのだと感じています。
今年は日大三高も慶應義塾(高校)も両方が甲子園に出る珍しい年です。
甲子園を観ながら、そんな15年以上前の過去の自分を思い出し、
後悔と試行錯誤を泥のようにしてきた過去があったから
こうして今、後悔のない道を選択できているのだという有り難みを感じています。